食べたいなぁ…甘いだろうなぁ…濃いオレンジに色づいた柿。
今年は柿が豊作のようで実家の柿がたくさん実った。父の入浴介助に行くたびに少しずつもいでくる。すぐに熟してやわらかくなるので目につくところに置いてある。
でも食べすぎ注意。私は柿を食べすぎると胃からおへそのあたりが冷えてかたまったようになり、消化力が落ち、その症状が出るとしばらく普通の食事がとれなくなる。
柿にはタンニンとペクチンという成分が含まれていて、タンニンを過剰摂取すると、腸内に膜が張られて動きにくくなり腹痛が起こるそうだ。ペクチンは水溶性食物繊維なので、過剰摂取すると下痢が起こる。
柿は体を冷やすと言われているがそれだけではないようだ。
体質にもよるが空腹時にたくさん食べると柿胃石という病気になることがある。
胃石というのは食べ物がうまく消化されず胃の中に塊となって残ることで起こる。
タンニンが胃酸によって変性し、それが胃の中にあるタンパク質と結合することが理由と考えられている。柿を食べ過ぎて柿胃石になると、嘔吐や胃痛の症状が起きる。柿胃石の一部が腸に入り込むことで、腸を詰まらせ腸閉塞になるケースも報告されている。(炭酸水を飲むことで石が溶けて排泄できるとも聞く)
柿と牛乳も要注意。一時期、柿ゼリーが話題になったこともあるが、柿に含まれるペクチンと牛乳が混ざるとゲル化するはたらきがある。それがお腹の中で起こると消化が悪くなるようだ。
ちなみに私は柿と牛乳は別々に食べると消化が悪くなる症状が出るが、柿ゼリーは食べても大丈夫。
柿ゼリーは柿と牛乳2:1の割合でミキサーで攪拌して器に入れ、冷蔵庫で冷やすとムースのように固まる。柿の自然な甘みと香りに牛乳がまろやかさを足してくれて良い感じ。
体質によるところも大きいと思うが、柿は空腹時にたくさん食べないこと、食べ合わせにも注意して食べれば、嬉しい効用がたくさんある。喉を潤し、利尿作用があり、豊富に含まれるビタミンCによる抗酸化作用がある。もちろんお肌にも良い。
柿のシブオールというタンニンはポリフェノールの一種で血中の悪玉コレステロールを減少させ、血液をサラサラにしてくれる。ベータカロテンも多いので、ビタミンCとの相乗効果で免疫力を高めてくれたりもする。アルコールデヒドロゲナーゼという酵素が含まれていてアルコールを分解するはたらきもある。
柿はこの季節にしか楽しめないもの。特に今年の柿はおいしいので食べ過ぎに注意して楽しみたい。
今日は健康管理士として地元奈良の名産、柿について発信してみました
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